県病院局 旧海部病院改修を設計施工プロポで 29日に事前説明会
2020/5/26 四国
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新型コロナウイルス感染症対策として、旧海部病院を改修し軽症者等を対象とした宿泊療養施設を整備する方針を打ち出している徳島県病院局は、事業を設計・施工一括のプロポーザル方式で進めることに決め、29日に南部総合県民局阿南庁舎で事前説明会を開催する。対象は建築、設備業者(電気、管)で、建築は南部総合県民局の特A級およびA級、東部県土整備局徳島庁舎(旧鳴門除く)の特A級。電気と管については各A級を想定している。説明会への参加希望者は県ホームページなどに掲載する所定の手続きに従い、申請する必要がある(27日必着)。順調なら6月にもプロポーザルを公告。早期の事業者選定を目指していく。
計画では、鉄筋コンクリート造4階建て延べ5359平方bの病院本館の3階と4階部分の延べ2000平方bに、事業費8億5000万円を投じて個室(ユニットタイプ)の宿泊施設を各30室(計60室)設ける。1983年度建築で耐震性能を満たす施設だが、南海トラフ巨大地震時に発生する津波被害を避けるため新病院を高台に移転した経緯があり、このため津波浸水想定高を超える3階以上に整備することにした。
年内の供用開始を目標にしており、短期間で整備するため設計・施工一括発注方式を採用しているが、解体工事を4分割して発注(6月8日開札)するなど、早期供用を図るために部分的に行える工事は順次先行して進める。
所在地は牟岐町中村字本村75ノ1。所管は経営改革課。
県は、新型コロナウイルス感染症による医療崩壊や感染拡大を防ぐため、入院受入機能の強化や医療機器等設備の整備、軽症者等の療養体制確保、新型コロナ臨時外来を設置するなど、医療提供体制の強化を図ることにしており、この中で軽症者等の療養体制確保の一環でリタイアインフラとなっている旧海部病院を活用し、軽症者や無症状者の宿泊療養施設として活用することにした。
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