愛知県 コロナ対策基本に38億追加補正
2020/6/4 中部版 掲載記事より
いいね | ツイート | |||
0 |
愛知県は、新型コロナウイルス感染症緊急対策を中心とした6月補正予算案をまとめた。追加総額は38億円。建設関連施策では、愛知県武道館空調設備改修に伴う工事費などを盛り込んだ。
武道館の空調設備改修には6200万円を計上。既存設備の経年劣化の解消と合わせて、換気機能の向上を図る。既存設備は中央監視装置式空調。改修では自動制御部分を更新する。改修工事は一般競争により8月中旬に公告する予定。
既存施設の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1万5715平方b。所在地は名古屋市港区丸池町1ノ1ノ4。
国の補助金関係では、輸出力強化に取り組む食品製造事業者の施設整備支援に1億9100万円、インバウンド需要の回復に取り組む外食事業者の施設整備支援に5500万円を盛り込んだ。
食品製造事業者の施設整備支援は、製造ライン設備、小分けできるパッキング設備などが対象となる。実施計画は国に提出済みで、6月中旬の内示を見込む。事業者は7者程度。
外食事業者の施設整備支援は、パーティション、手洗い設備、テークアウト窓口の整備などが対象。実施計画は事業者と協議中で、6月12日までに国に提出する予定。7月上旬の内示を見込んでいる。事業者は5者程度。
また、県立高校の夏季休業期間の授業実施に当たり、置き型の空調設備をレンタルする。リース料など5110万円を計上。普通教室に67台、生徒寄宿舎に8台設置する。
新型コロナウイルス感染症対策以外では、PFI手法(BT+コンセッション方式)により新体育館を整備・運営するため、サービス購入料200億円を債務負担限度額として設定した。2020年度中に落札者の決定までを行う。
この年の愛知県の発注予定案件 | この年の愛知県予算情報 |
特集コーナー
このコーナーでは、入札情報関連の話題や建設業界注目の情報、工事ニュースなどを取り上げます。