高松市サンポート地区都市再生検討委員会
2020/8/3 四国
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第1回高松市サンポート地区都市再生検討委員会
【高松】高松市は7月31日、「第1回高松市サンポート地区都市再生検討委員会」を開いた=写真。今後、数年間で大きく変化する高松駅周辺の課題を解決し、環瀬戸内海圏の中枢管理都市としてポテンシャルを高め、拠点性を発揮するための在り方を再検討することが狙い。大西秀人高松市長は「さらなるにぎわいの創出、利便性の向上を目指して課題解決に向けた検討を期待している」とあいさつし、課題解決に向けた議論をスタートした。
委員会は学識経験者、国、県、交通事業者、地元商店街などの代表者16人とオブザーバー8人で構成。香川大学創造工学部の紀伊雅敦教授を委員長に選出した。紀伊委員長は「この地区は中心市街地であり、駅も港もあり魅力的な地域」と述べた。同地区では主要事業として新県立体育館やJR四国高松駅ビルの建設、琴電連続立体交差事業、地域高規格道路高松環状道路の整備などが予定されている。
課題として、回遊性が低い各駅の間に一定の距離があり、動線のサービス水準、乗り継ぎの利便性が低いことや、交通の結節点が点在して案内機能が低いことから、動線が明確でなく、滞留場所・休憩場所が少ないことなどが挙げられた。委員から「せっかくのチャンス。抜本的な見直しが必要だ」「市民は将来的に琴電が高松駅とつながると思っている」などと意見が出た。
また、琴電連続立体交差事業については高松市が「20年度に在り方を再検討する協議会を立ち上げる予定」と報告。今後、整備計画を策定する意向を示した。第2回委員会の開催時期は未定。
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