月島三北再開発 21年度着工へ本組設立
2020/8/7 東京
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隅田川方面を望む完成イメージ
中央区月島3丁目で高さ約199bのタワーマンションの建設が始まる。月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業が8月7日付で本組合の設立認可を東京都から受けた。タワーマンションは延床面積約14万6000平方b。住宅の他、保育所やグループホームを導入。防災船着き場などの公共インフラ整備も担う。21年度の権利変換認可、22年度の着工を目指す。完成は25年度を予定している。総事業費は約850億円。
施行地区は中央区月島3丁目地内の約1・5f。「月島もんじゃストリート」と呼ばれる西仲通り(区道805号線)に面したA街区と、隅田川に面したB―1街区、B―2街区に分けて整備する。
A街区には地下2階地上58階建て延べ約14万6210平方bの建物を新築する。高さは約199b。住宅1317戸と店舗、保育所、デイサービスなどの機能を備える。
B―1街区の規模は6階建て延べ約1740平方b。障害者グループホームや店舗などが入る。併せて、防災船着き場も整備する。
B―2街区には、住宅棟として7階建て延べ約3210平方bの建物を想定。住戸数67戸を供給する見込み。
再開発によって商店街と隅田川をつなぐ歩行者動線を創出することで、月島の特徴である趣が残る路地空間や水辺環境を生かしたまちづくりに取り組む。また、老朽化した木造建築物の密集地区を解消して土地を高度利用するとともに、災害時の避難と物資輸送を円滑にする防災船着き場を整備し、地域防災力の強化を図る。
事業協力者は五洋建設(文京区)と首都圏不燃建築公社(港区)。設計は大建設計(品川区)。総合コンサルタント業務は18年度から都市設計連合(港区)が担当した。
再開発ビルの建設や保留床の処分を行う特定業務代行者の選定手続きを進めており、10月ごろ特定する。
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