ハリポタ施設 23年開業へ契約締結
2020/8/20 東京
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完成予想図。英国ロンドンに次いで、世界で2番目の開設となる
【練馬】ワーナーブラザーズジャパン(港区)と西武鉄道(埼玉県所沢市)、伊藤忠商事(港区)、芙蓉総合リース(千代田区)の4社は、8月末で閉園する「としまえん」跡地に、テーマパーク「ワーナーブラザーススタジオツアー東京―メイキング・オブ ハリー・ポッター(以下、スタジオツアー東京)」を開発する契約を結んだ。2023年前半の開業を目指す。
契約によると、西武鉄道は所有する土地9万平方bを伊藤忠商事に賃貸する。伊藤忠商事がうち3万平方bに「スタジオツアー東京」施設を建設し、芙蓉総合リースが所有。ワーナーブラザーズジャパンが運営する。
「スタジオツアー東京」では、映画「ハリー・ポッター」シリーズのセットを製作者が自ら再現。来場者はパーク内を探索し、映画の世界観を体験する。英国ロンドンに次いで、世界で2番目の開設となる。
また、入場口前には造園エリアを計画。映画に登場する魔法動物の彫刻を置く。
建設地は練馬区向山3ノ25ノ1の一部。
西武ホールディングスの後藤高志代表取締役社長は「スタジオツアー東京を西武鉄道沿線に迎えることができたいへんうれしい」とコメント。豊島園駅の改修、池袋駅構内へのプロモーションエリアの設置、ラッピング電車の運行など、さまざまなプロモーションプランを検討する。
開業から30年後には都立公園へ
「スタジオツアー東京」を含む練馬城址公園約26fは、1957年に都市計画公園として都市計画決定している。また、都が7月に改定した「都市計画公園・緑地の整備方針」では、2020〜29年度の10年間で優先的に整備する公園・緑地に位置付けられている。
都と練馬区、ワーナーブラザーズジャパン、西武鉄道、伊藤忠商事は6月に公園の整備に関して覚書を締結。「スタジオツアー東京」の設置が可能な期間は開業から30年とした。期間終了後には都が練馬城址公園内で西武鉄道が所有する土地を買い取り、都立公園として整備することが決まっている。
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