御殿場市 新図書館 基本構想報告書案
2020/10/20 静岡
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現市立図書館
御殿場市は、図書館等整備基本構想報告書(案)をまとめた。それによると、新図書館建設候補地は市民交流センターふじざくら(萩原988ノ1)に隣接する市有地が望ましいとし、規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ3500平方b(1000平方b増床)を示した。
また、施設は郷土資料館を含む複合施設とした。パブリックコメントを経て2021年2月までに基本構想を策定する。
移転・改築する理由として、@現図書館(竣工から39年が経過)の耐震補強およびリニューアルは多額の費用がかかり、建物耐用年数を考慮すると投資効果が低いA現在地での建て替えは図書館の長期休館が避けられず、利用対象者である市民への休館中の影響が多大であるB建て替え期間中において、現存する莫大な蔵書資料の保管場所、施設の確保や代替営業が困難C現在地は駐車場が不足―を挙げている。
新たな場所に施設整備をする間、現図書館は現状通り開館を続けるとし、民族資料収蔵庫などの資料を展示する郷土資料館的機能を持った施設の併用を検討するとした。
配慮すべき事項として、ユニバーサルデザインの導入、ICT技術の導入の検討(館内に無線LANシステムを導入し蔵書点検への活用や持ち込みPCのインターネット接続に対応)を挙げた。
新たな図書館像は、これまでの施設や蔵書量の増強を単に図るのではなく、情報を束ねる場として資料の充実を図り、市民の課題解決を支援するサービスを充実させ、自ら課題解決できる市民を育む機能を強化していくことを主眼とする。
施設内は閲覧スペースの拡大、会話のできるスペース、グループ学習のできるスペースの検討、学習スペースの確保、飲食コーナーの確保などを考慮し、ユニバーサルデザインに対応させる。
基本方針は、30年の来場者数は8万9000人を設定、蔵書数は31万冊(現27万6741冊)、敷地規模は8500平方b(現7700平方b)、駐車場は一般が60台、職員が13台(現一般45台、職員13台)とする。郷土資料常設展示コーナーを併設する。
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