渋谷区 千駄ケ谷区民会館建替の設計プロポ
2020/11/2 東京
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建て替える千駄ケ谷区民会館
渋谷区は、老朽化した千駄ケ谷区民会館を解体し、区民会館(コミュニティセンター)機能と子育て支援・認定こども園機能を持つ「(仮称)千駄ケ谷区民複合施設」に建て替える。既存建物の解体工事、新施設の建設工事に先立ち、基本・実施設計の委託先を選定するため公募型プロポーザル手続きを開始した。設計業務受託者は、地盤調査、敷地測量、既存施設の解体設計と新施設の基本・実施設計を行う。基本設計を2021年1〜5月、実施設計を21年6〜12月に進める計画だ。
既存建物の規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ1012平方b。建て替え後の規模は鉄骨造5階建て延べ約2600平方bを想定している。
施設には木材の利用を検討する。1階にはオープンコミュニティスペース(テナントスペース)を配置。テナント事業者は今後選定する予定。併せて各種会議室、集会室などを整備する。
認定こども園は保育所型で、1〜5才児52人を定員とする。その他、子育て教室や短期緊急保育など子育て支援サービスなどを提供する。
今後、既存建物の解体工事、新施設の建設工事をそれぞれ一般競争入札か指名競争入札で発注する。発注時期や工期は未定だが、新施設の建設工事については建築、電気設備、機械設備、昇降機設備を一括して発注する方向で検討している。区民施設は23年11月開設、子育て支援・認定こども園は24年4月の開設を目指す。解体・本体・外構工事の総事業費は15億円を想定している。
既存の千駄ヶ谷区民会館の所在地は、神宮前1ノ1ノ10。1970年に完成した。
「(仮称)千駄ケ谷区民複合施設建設工事 基本・実施設計業務委託」は、参加申込を11月16日まで受け付けている。11月18日に1次審査(書類審査)の結果を通知し、12月16日までに企画提案書など一式を提出。12月23日に2次審査(プレゼンテーション審査)を行い、12月25日に審査結果を通知する。
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