原因究明へ委員会設置 中央道跨道橋耐震補強の施工不良
2020/11/17
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中央自動道を跨ぐ跨道橋の耐震補強工事で鉄筋不足の施工不良が見つかった問題で、中日本高速道路は11月16日、原因究明の調査と再発防止策を検討する委員会「E20中央道を跨ぐ橋梁の耐震補強工事施工不良に関する調査委員会」を設置した。20日に第1回委員会を同社東京支社で開く。
委員は弁護士の角田淳氏と座間博氏、楠茂樹上智大学法科大学院教授、杉山俊幸山梨大学副学長。オブザーバーとして国土交通省道路局の前佛和秀国道・技術課長が参加する。委員についてはもう1人の追加を調整している。
委員会の調査事項は▽工事の施工の管理(発注者・受注者間の調整状況など)と検査状況▽下請契約を含む施工体制の適正性▽契約の適正性(契約経緯や変更契約額など)▽調査結果を踏まえた再発防止のあり方の提言―など。
施工不良があった工事は、八王子支社が発注し、10月28日までの工期で施工した「中央自動車道 天神橋他6橋耐震補強工事(平成30年度)」。施工箇所で見つかったコンクリートのひび割れをきっかけに調査したところ、13日までに橋台4基での鉄筋の不足や位置のずれなどの施工不良が分かった。
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