京急川崎駅西口地区で戦略的な整備誘導
2020/11/20 神奈川
いいね | ツイート | |||
0 |
対象範囲
川崎市は、「『京急川崎駅周辺地区まちづくり整備方針』に基づく京急川崎駅西口地区の戦略的な整備誘導の考え方」を取りまとめた。低未利用地が残る京急川崎駅西口駅前を中心としたエリアで、再開発事業の機運の高まりがみられていることを踏まえ、京急川崎駅周辺地区まちづくり整備方針をより深度化・具体化した。今後のまちづくりを先導するモデルとなる取り組みを官民が連携して戦略的に進め、@民間再開発事業によるまちづくりA官民が連携して進める都市基盤の整備の観点から地区全体の効果的なまちづくり―を推進する。
「民間再開発事業によるまちづくり(戦略的な誘導)」としては、複数の街区をまとめた大街区化や高度利用化による防災性の向上、多様な都市機能の集積など、適切に誘導を図る。例えば、「国際的な業務機能の集積」をけん引し、川崎エリア全体での国際競争力を強化するため、ゆとり空間などを備えた良質かつ大規模な業務床を有するオフィスの供給を誘導する他、サテライトオフィスやテレワークなど多様な働き方に対応するオフィス環境を構築。低層部には商業施設を誘導するなど、駅前の魅力を高め地域全体の活性化を進める。また、ゆとりと賑わいを生む広場空間の創出を誘導し、多摩川方面への地域軸となる地区内道路の整備を誘導する。
「官民が連携して進める都市基盤の整備(戦略的な整備)」としては、▽駅前本町線の歩行者専用道路化▽川崎府中線の相互通行化▽タクシー乗降場の利便性向上▽立体横断施設(歩行者デッキ)による駅間連携の強化―などを検討する。
まずは第1段階として、JR川崎駅・京急川崎駅間の乗り換え利便性向上など、地区全体における都市基盤再編の検討を計画的に行うことで、安全で快適な歩行者空間の段階的な整備を進める。また、これらの都市基盤整備の検討に合わせ、京急川崎駅西口地区の民間再開発事業を計画的に誘導するとともに、その効果を周辺街区の開発に波及させるなど、広域拠点にふさわしい多様な都市機能の集積を推進する。
この年の川崎市の発注予定案件 | この年の川崎市予算情報 |
特集コーナー
このコーナーでは、入札情報関連の話題や建設業界注目の情報、工事ニュースなどを取り上げます。