建設業の2020年倒産件数が過去最少
2021/1/13
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帝国データバンクがまとめた全国企業倒産集計によると、2020年の建設業の倒産件数は前年比10・5%減の1266件となり、過去最少となった。公共工事や通信インフラ工事の受注が堅調で、職別工事業、総合工事業で前年の倒産件数を下回った。20年12月単月の建設業の倒産件数も前年同月比12・4%減の99件と大幅に減少した。
建設業の業種別の倒産件数は、総合工事業が21・6%減の457件、職別工事業が4・5%減の550件と減少したが、設備工事業は1・6%増の259件と前年の倒産件数をわずかに上回った。
全産業の倒産件数も6・5%減の7809件と20年ぶりの低水準となり、建設業の他、卸売業、製造業、不動産業の4業種で倒産件数が過去最少を記録した。負債総額は16・4%減の1兆1810億円となり、過去最小となっている。
同社では、金融機関が実質無利子・無担保の新型コロナウイルス対応融資などを実施し、コロナ禍の資金繰りを下支えしたとみている。一方、コロナ禍の影響が大きい飲食業は過去最多、宿泊業は過去3番目に多い倒産件数となった。
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