日本平動物園アジアゾウ舎建設、依然不透明
2021/10/14 静岡
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調査段階で作成した新ゾウ舎イメージ
静岡市日本平動物園は、アジアゾウ舎の整備計画で、2022年度予算案に実施計画に関する予算を要求をする方針だが、コロナ禍でタイ国との交渉めどが立っていないため、依然として事業スケジュールは不透明だ。
同事業は、最短で6年後にアジアゾウの受け入れを目指していることから、繁殖も視野に新たなアジアゾウ舎の先行整備を計画するもの。
21年度は、内部で新ゾウ舎の基本構想を進めながら、リモートでタイ国とのコミュニケーションを図っているものの、アジアゾウがレッドリストに指定されていることもあり、課題解決のためには対面交渉が必要になる。園側では、最短で22年度に実施計画、23年度に基本設計、24年度に実施設計、25、26年度で建設工事を実施する可能性を残しながら、状況を見守ることになりそうだ。
16年に行った調査では、現在のフライングドームより上側の池の一部と駐車場、レストハウス(移設が必要)辺りを最有力候補地と想定、事業費を約30億円と見積もっている。施設は高さ6〜7bが必要で、放飼場、雄、雌別の獣舎、子ゾウ用の獣舎、治療・健康管理室などを想定している。
同園のアジアゾウは、雌2頭が高齢のため、新たに雄、雌2頭を導入し、繁殖を計画しているもので、現在のゾウ舎とは別に新設する。
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