建設業の採用意欲は依然旺盛
2021/10/21
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新型コロナウイルス感染症の拡大は、企業の採用活動にも影響を及ぼしている。厚生労働省のまとめによると、2020年度の高校新卒者に対するハローワーク求人数は前年度比20・2%減の38万6205人と記録的な減少。コロナ禍の影響が大きかった「宿泊業、飲食サービス業」は44・5%減の1万5990人と前年度からほぼ半減した。
20年度の高校新卒者は、求職者数が12・7%減の14万6429人、就職内定者数が12・9%減の14万5150人、求人倍率が0・25ポイント減の2・64倍といずれも前年度を下回った。
求人数は、コロナ禍の移動制限によって休業を強いられたり、廃業に追い込まれる企業がさまざまな業種に広がったことを受け、軒並み減少。コロナ禍の影響が最も大きかった宿泊業・飲食サービス業の44・5%減をはじめ、生活関連サービス業・娯楽業の33・3%減、複合サービス業の25・9%減、製造業の25・6%減などが目立った。
半面、コロナ禍でも事業継続が求められた業種では、求人数の変動が少なかった。前年度の求人数を唯一上回ったのは、電気・ガス・熱供給・水道業の2・4%増で、建設業も0・1%減と前年度から横ばいに収まった。
ただ、22年3月の高校新卒者の求人数(21年7月末時点)は、前年同月比2・9%増と回復。宿泊業・飲食サービス業は7・3%減と依然厳しい状況が続いているが、建設業は6・0%増と増加に転じる。担い手不足などもあり、依然として採用意欲の旺盛な建設企業が多い。
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