ニコン 大井製作所内に新本社ビルを新築
2021/11/9 東京
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新本社ビルの完成イメージ
【品川】ニコン(港区)は、品川区にある大井製作所の敷地内空地に新本社ビルを建設する。施工者は未定で今後入札により決定する。入札時期は調整中としている。設計は三菱地所設計(千代田区)が担当。
新本社の規模は鉄骨造6階建て延べ約4万2000平方b。基礎は基礎免震構造。完成予定は2023年春で、同年夏からの稼働を予定している。
新本社ビルは、柔軟な働き方に対応したワークプレイスを整え、デジタル化を推進するオフィス空間を目指す。また、サステナビリティを重視し、地域に根差した環境配慮型オフィスビルとする計画だ。
日射遮蔽(しゃへい)効果に優れた外装デザインを採用し、必要な空調用エネルギーを抑制するとともに、自然光の室内への導入や自然換気を促す機能も持たせる。さらに、オフィスの稼働状況に応じた可変風量システムの導入などにより、建物全体での大幅な省エネを実現し、「ZEB Ready」認証を取得する見込み。併せて、太陽光発電の導入による創エネも行う。
ニコンは将来に向けた成長基盤の構築を進めており、新本社ビルには、コーポレート部門、各事業ユニットの企画部門、先進R&D関連部門を集約する。これにより、開発機能の強化や事業間シナジーの創出を図り、持続的な成長を目指す。また、ニコンの各事業の歴史、製品、技術などを展示する「ニコンミュージアム」も新本社ビルに併設する予定だ。
建設地は品川区西大井1ノ5480ノ1他で、敷地面積は約1万8000平方b。
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