6・8%減の349万d 10月のセメント国内販売
2021/11/26
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セメント協会(小野直樹会長)は10月のセメント需給実績をまとめた。国内販売は前年同月比6・8%減の348万8000dで、7カ月連続で前年の同じ月を下回った。稼働日数が前年より1日少なかったことに加え、東北の震災復興や北陸での新幹線建設など大型事業の反動減などが影響した。4〜10月の国内販売の累計は前年同期比2・7%減の2217万8000dとなった。
地区別の販売高は▽北海道20万1361d(前年同月比9・4%減)▽東北30万9383d(12・9%減)▽関東一地区80万5600d(7・1%減)▽関東二地区31万8358d(4・9%減)▽北陸16万2964d(16・2%減)▽東海39万9879d(1・3%減)▽近畿47万3525d(1・9%減)▽四国12万4102d(5・1%減)▽中国20万9152d(10・8%減)▽九州41万7693d(3・3%減)▽沖縄6万5573d(21・2%減)―で、全ての地区が前年を下回った。
東北、北陸、中国、沖縄での減少幅が大きく、特に沖縄では新型コロナウイルス感染症の影響によるホテル建設の着工延期などによる大幅な減少が続いている。
11月に入って、1日当たりの国内販売は20日現在、前年比4・8%減の状況。
今後の国内販売について同協会では、ゼネコンの受注が堅調に推移していることなどから一定の回復があるとみている。
10月の輸出は、中国や台湾、オーストラリアなどで増加。前年同月比11・8%増の107万7000dとなり、2カ月連続でプラスした。
国内と輸出を合わせた販売の合計は前年同月比3・0%減の456万5000d。2カ月ぶりにマイナスした。
生産は0・4%減の510万1000dで、2カ月ぶりに減少。在庫は423万6000dとなり、前月より2・9%増えた。
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