富士市 北口都市機能整備構想作成進める
2021/12/6 静岡
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公益施設の整備イメージ(提供/富士市)
富士市は、富士駅北口に計画している公益施設について、施設の基本的なコンセプトや機能を示す「富士駅北口都市整備機能構想」の作成を進めている。サウンディング調査やパブリックコメントなどを経て2022年5月に構想を策定する予定だ。
事業は富士駅北口約1・9fにおいて、老朽化した建物を建て替えるとともに、道路・駅前広場の整備を一体的に進め、富士山の景観を活かした機能的で魅力あふれる駅前空間の創出を図るもの。北側敷地(1f)には再開発事業により商業施設や住宅の整備が計画されており、駅前敷地(0・9f)には富士市が主体となり駅前広場のリニューアルや広場上空を立体的に活用した公益施設を整備する予定だ。
今回の富士駅北口都市整備機能構想では駅前敷地で整備する公益施設の基本的なコンセプトや機能を示す。基本コンセプトは「富士山とともに輝く未来を拓くまちのシンボル空間〜デジタルテクノロジーを活用した集いと学びの空間〜」とし、乗り換え地点としての機能強化や、にぎわいづくりの促進などを実現する施設を整備するとした。
「富士駅北口都市機能整備構想」の中間報告によると、施設は3階建てを検討しており、1階には乗降場・待合スペースや、商業者の育成につながるチャレンジショップ整備を検討している他、2階には講座開催のできるブックアンドカフェスペースなどを整備予定。3階には子どもや若者の遊び場や、プログラミングやモノづくり体験のできる学びのスペースに加え、交流・自習スペースを検討しており、屋上は広場や富士山を仰ぎ見る展望デッキを予定している。建物の規模や機能については、今後、市場動向調査を行い決定する。
公益施設の整備は北側敷地の市街地再開発事業の実施状況に合わせ、一体的な整備を行う。サウンディング調査やパブリックコメントなどを経て22年5月に構想を策定する予定で、その後22〜24年度に設計を進める24年度に工事着手し、28年度のオープンを目指す。
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