水道更新工事の停止「資金繰りに懸念」
2022/1/18
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全国管工事業協同組合連合会(全管連)の藤川幸造会長は、1月17日の理事会後の会見で、神東塗料(兵庫県尼崎市)が規格で認められていない原料を水道管に使用している問題を受け、「日本全国で水道工事がストップしており、由々しき問題。早期解決を求めたい」と訴えた。年度末の繁忙期に工事がストップし、完成が遅れると「資金繰りに困る業者が出る恐れもあり、懸念している」とも述べた。
神東塗料が日本水道協会の認証規格を満たしていない塗料をダクタイル鋳鉄管に使用していたことが分かり、同協会は水道管メーカーにこの塗料を使用した製品の出荷の自粛を要請。安全性が確認できた一部の製品は自粛要請を解除しているが、現在も全国で水道管の更新工事がストップしている状況にある。
藤川会長は、工事の停止が長引くと「人件費や配置技術者の問題が出る」と指摘した上で、「全管連の会員は零細企業が多い。万が一資金繰りが立ちいかなくなった場合に貸付金などの支援措置を講じてほしい」とも述べた。その上で「国・日本水道局会が早期解決を図ってくれることを期待したい」と求めた。
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