直轄ダム3事業 予算化は妥当
2022/8/5
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国土交通省は、雨竜川ダムなど直轄のダム3事業について、建設段階に移行するための新規事業採択時評価を実施した。8月5日に社会資本整備審議会河川分科会事業評価小委員会を開催。3事業いずれも「2023年度での建設工事費の予算化は妥当」とされた。
雨竜川ダム再生事業(北海道)では、既存の重力式コンクリートダムの堤体嵩上げと下流部の河道掘削、利水容量の一部約2500万立方bの洪水調節容量への振り替えなどを計画。洪水調節機能を強化し、雨竜川と石狩川の洪水被害を軽減する。総事業費は約449億円。
他の2事業のうち、筑後川水系ダム群連携事業(福岡県)は、渇水対策として筑後川から佐田川への導水路を設置する。導水路の延長は約10`。最大導水量は毎秒2立方b。本川の流量が豊富な時に支川上流部に導水し、支川ダムの利水空き容量を活用することで、本川の正常で安定した流量の確保を目指す。総事業費は約740億円。
寺内ダム再生事業(福岡県)では、既存の中央コア型ロックフィルダムの洪水調節容量を700万立方bから880万立方bに増強するため、非常用洪水吐きを改造。ゲート設備を嵩上げする他、上屋を改築する。総事業費は約85億円。
3事業はいずれも関係者との調整が完了したことから建設段階に移行、工事に着手する。
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