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羽田JR新線 トンネル設計2件をパシコンに

2022/8/16 東京

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国土交通省東京空港整備事務所はJR東日本アクセス新線の羽田空港内整備で、軌道などとなる開削トンネルの基本設計と、シールドトンネルの詳細設計の2件をパシフィックコンサルタンツ(千代田区)に委託した。それぞれ簡易公募型プロポーザル方式、簡易公募型競争入札(総合評価方式)で同社を委託先に選んだ。開削トンネルの基本設計では施工計画や概算数量・工費などを検討し、2023年度以降の詳細設計に備える。シールドトンネルの詳細設計についてはECIの技術協力業務(別途委託)により施工者のノウハウを反映させて成果をまとめ、23年度内の着工を目指す。
 JR東日本アクセス新線は東京貨物ターミナル(品川区)〜羽田空港新駅(大田区)間の延長約5`。このうち羽田空港(大田区)内の約2・4`を直轄事業とし、新駅側の約0・5`を開削工法、他の約1・9`をシールド工法で建設する。
 施工場所の狭さや既設構造物との近接、周辺交通の確保といった技術的課題を踏まえ、多様な入札契約方式を検討。まず開削工法の区間で駅ホーム部となる終点側約250bにECIを採用した。技術協力業務を手掛ける清水建設の施工ノウハウを反映させて、22年度内に詳細設計(委託先=パシフィックコンサルタンツ)を完了させる。並行して価格などを交渉し、成立すれば仮設などの工事(300億〜330億円程度、28年3月まで)も清水建設と契約して23年度に着工する予定だ。本体などの後続工事(60億円程度、27年度後半〜29年9月)を随意契約で発注する予定もある。
 基本設計を委託した今回の開削トンネルは開削工法区間の残り約182b。標準内空幅約9〜23bの地下1層(一部2層)構造とし、複線軌道や機械室を収める。東京モノレールの躯体の直上や、首都高速湾岸線の出口ランプ橋とターミナル北連絡橋の直下を貫く格好になる。
 プロポでパシフィックコンサルタンツを特定し、同社の提示した4349万円(税抜き)の見積金額で7月22日に契約を結んだ。23年3月14日を期限に成果を得る予定。23年度以降に詳細設計やルート上にある空港施設(第1RX局舎)の解体を行って工事を始める見通し。
 一方、詳細設計を委託したシールドトンネルは外径11・6b(内径10・6b)。合成セグメント(約0・8`)とRCセグメント(約1・1`)で築造したトンネル約1・9`の坑内に複線軌道や避難・保守空間を収める。
 第2タクシープールに発進立坑(躯体幅17・1b×奥行き18・7b×深さ18・4b)を設け、誘導路や誘導路などの直下を掘進。JR東日本が逆方向からシールド工法で掘り進めてくるトンネルと地中接合させる。ルート上に架かるエアサイド連絡橋の受け替えも必要で、駅ホーム部に続いてECIの採用を決めた。
 7月21日開札の入札に3350万円で応札するなどしたパシフィックコンサルタンツを落札者とし、7月28日付で契約した。公募型プロポーザル方式で11月に選ぶ技術協力業務の委託先が施工ノウハウを反映させて、23年3月10日までに成果を得る予定。こちらも技術協力業務の委託先と価格などを交渉し、成立すれば工事(530億円程度、28年3月まで)も契約して23年度内に着工する方針だ。

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