西五反田のTOCビル建て替え 着工を延期
2022/9/16 東京
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国道1号線側から見た完成イメージ
【品川】テーオーシー(品川区)は、TOCビルの建て替えスケジュールを変更する。2023年春ごろの解体着手を予定していたが、6カ月から1年程度延期する。これに伴い、23年3月末で閉館を予定していた既存ビルについては、解体工事が着工するまで営業を継続する。
「新TOCビル」の規模は、地下3階地上30階建て延べ27万6000平方b。設計は日本設計(新宿区)が担当し、施工者は未定となっている。22年4月に西五反田七丁目地区地区計画として都市計画決定された。
多様なニーズに対応した業務拠点として、大規模オフィスに加え、ベンチャー企業の受け皿となる小割区画対応のオフィスゾーンも整備。既存建物と同様、展示会や販売会が行える催事場と商業店舗を地階から低層階に設ける。駐車場棟は地下2階地上7階建てで、約880台分を確保する。
解体する既存建物の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下3階地上13階建て延べ17万4013平方b。1970年に完成した。
テーオーシーは、世界的インフレを背景とする建設関連費用の高騰や、昨今のビル賃貸事業をめぐる事業環境を考慮し、スケジュールの延期を決めた。事業環境を総合的に勘案し、収益性の確保を重視しながら、早期着工に取り組むとしている。
建設地は品川区西五反田7ノ22ノ17で、敷地面積は2万1536平方b。
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