横浜市 深谷通信所跡地墓園のデザイン検討
2024/6/27 神奈川
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合葬式納骨施設のイメージ(基本計画より)
横浜市健康福祉局は、「(仮称)深谷通信所跡地墓園」の整備に向けてデザイン指針の検討に着手する。墓園全体の意匠を統一するためのコンセプトを設定するとともに、芝生型納骨施設1万5000区画や合葬式納骨施設3種のデザイン案を定める。業務委託先を決める公募型指名競争入札を7月25日に開札し、2025年3月31日までに成果を得て、環境影響評価や都市計画手続きに備える。
深谷通信所跡地の所在地は泉区和泉町、中田町地内。14年に米軍から返還された。18年に策定した「深谷通信所跡地利用基本計画」では、広域的な防災拠点として利用するとともに、公園や公園型墓園、外周道路などを整備する方針を打ち出している。
公園型墓園には敷地面積約13fを充て、将来的な墓地不足に備えて市営で整備する。園路や緑地などを開放し、地域住民の日常生活に溶け込んだ施設となるよう詳細を詰める。
必要な施設として▽芝生型納骨施設(1万5000区画)▽合葬式慰霊碑型納骨施設(1万5000体の7寸サイズ骨つぼを収容)▽合葬式樹木型納骨施設(1カ所当たり1000体の骨つぼを収容×3カ所)▽合葬式直接納骨施設(1万2000体)▽期間後遺骨合葬施設▽無縁遺骨収容施設―を想定。
加えて、管理棟と墓参者用の水くみ場、トイレ、駐車場(常設200台程度、臨時500台程度)などを配置する計画だ。墓所全体のコンセプトを検討した上で、各施設のデザイン方針をまとめる。
入札の参加要件は「造園設計」の「公園緑地企画・調査・計画」「環境緑化・景観」と「建設コンサルタント等の業務」の順位1位以上で、「建設コンサルタント・都市計画・まちづくり」に登録がある市内中小企業の入札参加有資格者。7月17日まで参加意向申出書を受け付ける。
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