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三和シヤッター工業 木下和彦

三和シヤッター工業株式会社代表取締役社長 木下和彦


 



 新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は多大なご愛顧を賜わり、心より感謝申し上げます。

さて、昨年のわが国の経済は、企業収益の改善や住宅市場が回復の兆しをみせるなど景気は自律的回復に向けた動きもみられましたが、急激な円高の進行や株価の低迷、高失業率等により依然として厳しい状況が続きました。私どもの業界を取り巻く経営環境も、設備投資や住宅投資の底打ち感はあるものの、依然低水準であり、公共投資も総じて低調に推移し、全体的に厳しい状況が続きました。

このような環境下、当社は、2010年度より新たに策定した新3ヵ年計画の達成に向け、受注の確保・拡大、シャッター依存体質から脱却するための事業の再構築に注力し、生産性の向上およびコストダウンに努めました。昨年は、園児用トイレブース「パンジー」、指静脈認証装置を一体化したセキュリティドア「ヴィーナスロック」などの新商品を発売しました。  また、環境省の環境技術実証事業において、メッシュスクリーン内蔵窓シャッター「サンプレミアECO」の省エネ効果が実証されたり、財団法人日本環境協会の定めるエコマーク商品として高速シートシャッターの「クイックセーバー」が認定されたりと、新3ヵ年計画の戦略課題である環境ビジネスの拡大へ向けた活動が少しづつではありますが形になった一年でした。もう一つの大きな柱である構造改革及びコストダウンに関しても、予想を上回る実績を得ることができました。本年も、グループの商品力や総合力を活かしたシナジーの追求および利益体質のさらなる構築につながる構造改革に取り組んでまいります。

昨年は、独占禁止法違反による課徴金の支払命令および30日間の営業停止処分を受け、お客様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫びいたします。今一度、「安全・安心・快適を提供することにより社会に貢献する」という当社の使命に立ち返り、より一層の企業の社会的責任への取り組み強化を図っていく所存です。引き続き本年も我々を取り巻く環境は厳しいものと予想されますが、新3ヵ年計画達成へ向かう跳躍の年になるよう、強い信念と熱意をもって既存事業の再構築と新規事業の強化・拡充に心血を注いでまいります。

本年も、何卒倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。



 


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