工事書類のスリム化ガイド ポスター配布で認知度向上 国交省・日建連

中央
 国土交通省と日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)は、土木工事電子書類スリム化ガイドの周知ポスター=図=を作製し、日建連のホームページで公開した。直轄工事の受注者に工事書類の削減と効率化を図るスリム化ガイドの趣旨を理解してもらい、書類の簡素化や発注者との協議に役立ててもらう。  土木工事電子書類スリム化ガイドは、工事書類を必要最小限にスリム化(簡素化)するとともに、受発注者間で書類作成の役割分担を明確にするため、各地方整備局が作成している。書類の電子化や遠隔臨場、ウエブ会議の活用など、DXの推進も求めている。  日建連は、直轄の道路・河川工事の受注者のうち、27%がスリム化ガイドを認知していないとして、25年度に全国9カ所で開いた意見交換会で、現場の末端までの周知を要望していた。  直轄工事では、国交省が周知ポスターを配布する。国交省・日建連は、現場事務所などに掲示し、スリム化ガイドに沿って工事書類の簡素化を図るよう求めている。