鹿児島県の災害復旧で採用 ジャイロプレス
2018/1/19
技研製作所(高知市)と新日鐵住金が共同開発した「ジャイロプレス工法」が、鹿児島県大隅地域振興局発注の「28災759号道路災害復旧工事」(施工者は南生建設)=写真=で採用された。機械装置を完成杭上で稼働させる「GRBシステム」による施工で急斜面、既設橋梁下という厳しい制約条件の中、仮設レス施工を実現した。
同工法は、施工が完了した杭を反力にして杭の頭部を自走し、先端リングビット付き鋼管杭を回転切削圧入するもの。今回は杭径1500_の鋼管杭を施工した。同工事では、2016年8月に発生した大雨で山肌が崩れ、露出した橋台基礎部を保護するための鋼管杭壁を構築する。
技研製作所の担当者は「ジャイロプレス工法の実績は年々増加している。今後は重要な社会インフラである橋梁の基礎や港湾の護岸として、支持性能に優れる大口径鋼管杭の普及・拡大を図りたい」と意気込みを語る。
建通新聞をご購読いただいていない方へ
建通新聞とはこんな新聞です!!
「信頼と実績」建通新聞の購読 建設産業界の専門紙。完全な地域密着の報道を心がけ、読者に最も必要な情報を的確に伝える本紙。各支局の記者たちが足で探し、目で確かめ、報道する。読者が今、どんな情報を求めているのか、建設産業界の新聞として何を伝えていかなければならないのか、その地域に即した内容を伝えている。
特集コーナー
このコーナーでは、入札情報関連の話題や建設業界注目の情報、工事ニュースなどを取り上げます。