断熱材を燃えにくくする不燃木粉
2024/4/25
アサノ不燃(東京都江東区)は、発泡ウレタン断熱材(硬質ウレタンボード)の表面に不燃木粉を被覆した試験材の性能試験を実施し、防炎基準に合格することを確認した。断熱材に不燃木粉を塗布することで、燃え広がらない新たな不燃性建材として、火災から安全を確保できるという。
燃焼試験は、合板の防炎性能を評価する試験基準で実施。未塗布の試験材は、加熱すると一瞬で着炎、延焼し、溶解した。一方、不燃木粉を塗布した試験材は、炎が当たった部分が炭化するのみで、合板の防炎基準に合格する難燃性能を確認した。
不燃木粉は、ホウ素が含まれているため、延焼防止効果の他、防腐・防虫・防かび効果、燃焼によるCO2発生量の低減効果があるという。
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