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「宅建」という資格から見えてくるもの 第7回(最終回) 講師業と会社経営

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 私は会社を経営しており、本業は「広告代理業」です。ご承知のように、不況による広告費の削減の影響で、厳しい経営環境が続いている業種です。
 ただ、おかげさまで、私の会社は今のところ、途切れることなくお仕事を頂戴できています。確かに、以前に比べると1件1件のお仕事から得られる利益は小さくなっていますが、そこは、お仕事の量で何とかカバーできています。
 そして私は最近、このお仕事の受注について、あることに気がつきました。
 それは、「何年か前にお名刺交換をさせていただいた方からのお仕事の割合が大きくなっている」ということです。
 私のビジネス上のポリシーは「お仕事を断らない」ことと、「お仕事をいただいたら、その方へ(お仕事を発注するなどの)お返しをする」ことです。
 会社を設立して8年目になりますが、こうした考え方が徐々に相手方に浸透し、花開き始めたのかもしれません。
 一度お仕事を断ると、次にお仕事をいただけません。これは、自分が発注する立場に立てばわかることです。また、お仕事をいただいたら、今度はこちらからお仕事を発注するなりして、お返しをすることで、より良好な関係性が保てると思い、実践しています。
 仕事は、結局「人」です。
 気持ちの良い関係を築き、維持していくためには、「人」を恨まず、おとしめず、清々しく相手方に応対することだと思っています。そうした心持ちが、相手に伝わり、「どうせ仕事を頼むなら、あの人に」と思ってもらえているのではないかと、自分に都合よく解釈しています。
 小さな会社ですが、皆さんからお引き立てをいただいて、何とか生き延びています。そのことに感謝し、いただいたお仕事を全力でこなしていくことが、私の使命だと思っています。
駄文を書き連ねましたが、ここまでお読みいただいた方には、心から御礼申し上げます。
 人として、はなはだ微力ですが、少しでも社会の発展のお役に立てるように、これからも日々生きていきたいと思っております。
 どうもありがとうございました。

※建通新聞社では、10月の宅建試験に向け、久保剛氏による宅建合格通信講座を3月に開講します。講座は全30回で、3月5日から10月8日までの毎週金曜日にDVD(2時間)をお届けします。現在受講者を募集中です。ご希望の方には、講座資料とともに昨年合格された方々の「合格体験記」をお送りします。

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久保 剛(潟vレスエイジェント代表取締役 不動産アナリスト)
株式会社プレスエイジェント 
ホームページ http://www.press-a.com

執筆者プロフィール

久保 剛 株式会社プレスエージェント代表取締役 不動産アナリスト メールアドレス tko@press-a.com