建通新聞社

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皆さまのパソコンには、マイクロソフト社製品のオフィスシリーズ（エクセルやワードなど）がインストールされている場合が多いでしょう。さらに、業務のほとんどは、エクセルで行っているという方もいらっしゃることと思います。ということで、Excelの効率を上げることができるオプション設定をご紹介します。

ツールバーの中にある「ツール」→「オプション」では、さまざまな設定を行うことができます。
Excelを使いやすくすることができる設定をいくつかご紹介します。


MicrosoftExcelをちょっとした工夫で使いやすく(色々できる「ツール」→「オプション」)

1.枠線の消去
複雑な書類などを作成していると、グレーの枠線が見づらく感じることはないでしょうか？
その場合、「オプション」内の「表示」タブにある「ウィンドウオプション」の「枠線」からチェックをはずすことにより枠線の表示がなくなり、印刷イメージのような表示にすることができます。他の人にファイルを渡すときも、見やすい表になるのでオススメします。

2.ゼロ値の非表示
数式を入れている場合、ゼロの値を表示させたくない場合はないでしょうか？
IF文でゼロの場合は表示させないこともできますが、こちらも「オプション」内の「表示」タブにある「ウィンドウオプション」の「ゼロ値」からチェックをはずせば、簡単に表示を消すことができます。

3.新規作成時のシート数、フォント、フォントサイズ設定
新規作成時に、シートが複数あって、じゃまなことはありませんか？
「オプション」の「全般」タブ内で、新規作成時のシート数を設定することができます。通常は、1シートで良いでしょう。増やしたいときは、Shift+F11で簡単に増やすことができます。また、同じところで新規作成時のフォント種類やフォントサイズも設定できますので、よく使う設定にしておくことができます。

4.計算が自動で行われないとき
何かの拍子や、受け取ったExcelでたまにあるのが、セル内の数字を変更しても計算が自動で行われない現象。これは、計算方法が手動に設定されてしまっているためです。
こちらも「オプション」内にある「計算方法」タブで自動に設定を戻すことができます。計算がおかしいと思ったら、こちらを確認すると良いでしょう。

5.自動保存時間の間隔を設定
自動保存する時間の間隔も設定することができます。当初は10分間になっていますが、ExcelやOSが不安定な場合は、3分や5分に設定しても良いでしょう。また自動保存する場所や、自動保存しない設定も行うことができます。

6.秘密のExcelファイルにはパスワードを設定
Excelファイルにも「セキュリティ」タブでパスワードを設定することにより、セキュリティ設定を行うことができます。見られたくないものには読み取りパスワードを、また上書きされないようにするには、書き込みパスワードを設定しておくと良いでしょう。

7.自動的に個人情報を削除
「セキュリティ」タブ内にある「プライバシーに関するオプション」で、保存時にプロパティ内にある個人情報を削除する設定にすることができます。社外や発注者に渡すファイルはこの設定にしておくことをオススメします。

他にもマクロのセキュリティやオートコンプリートなど、さまざまな設定を行うことができます。