八重洲一丁目北再開発、23年度着工へ
2019/5/20 東京
いいね | ツイート | |||
0 |
八重洲一丁目北地区市街地再開発事業イメージパース
八重洲一丁目北地区市街地再開発準備組合は、2023年度の着工に先立ち環境影響評価書案をまとめ東京都に提出した。中央区八重洲1ノ1他の約1・6fを対象区域に、鉄骨一部鉄筋コンクリート造地下5階地上45階建て延べ約18万1500平方bの再開発ビルを建設し、事務所や店舗、宿泊施設などを配置する計画。都市計画手続きも並行して進め、23年度に既存建物の解体を開始し、35年度に事業を完了させる。
再開発事業を実施するのは、外堀通りと永代通り、区道第272号線、区道第13号線に囲まれた区域と、その北側で区道第272号と日本橋川に挟まれた区域で、全体面積は約1・6f(敷地面積9260平方b)。
国際競争力の強化につながる金融拠点の形成を再開発の目標に設定し、商談やビジネス交流、アフターコンベンションなどさまざまなビジネスシーンで快適に利用・滞在できる施設を整備する。
帰宅困難者の一時滞在施設も確保し、防災備蓄庫を整備するなど地域の防災力を高める取り組みを行うとともに、エネルギーの面的利用や建物の省エネルギー化により環境負荷を低減する。周辺で動き始めた再開発事業とも連携し、日本橋川交流拠点となる広場空間や、東京駅・日本橋駅とまち・川をつなぐ地上・地下・デッキレベルの歩行者ネットワークを整備する。首都高速道路の地下化実現に向けた協力も行う。
23年度に南側の区域で既存施設の解体に着手し、30年度まで再開発施設の建設を進める。この進展を踏まえ、北側の区域で30年度に既存施設の解体を始め、35年度に低層の店舗棟を完成させる。
事業協力者として東京建物(中央区)と大成建設(新宿区)、コンサルタントに日本設計(新宿区)が参画している。
この年の東京都の発注予定案件 | この年の東京都予算情報 |
特集コーナー
このコーナーでは、入札情報関連の話題や建設業界注目の情報、工事ニュースなどを取り上げます。