碧南市 碧南市民病院改修を延期
2019/11/27 中部
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改修される碧南市民病院
碧南市は、厚生労働省が公表した再編統合の検討が必要な病院リストに「碧南市民病院」が含まれたことから、病院改修事業の延期を決めた。工事本契約締結に関する議案を3月定例会に提案、承認を経て2020年4月の着工を目指していた。
市は、地域医療構想推進委員会が、16年度にまとめた愛知県地域医療構想を再検証し、20年9月にも方向性を示すことから、この結果を待って、現計画で進めるか、計画をダウンサイジングするかを決めたいとしている。ダウンサイジングとなれば、青島設計(名古屋市中区)で進めた設計を見直すことになる。
改修事業は主に、配管設備を更新し、今後10〜15年は使えるよう長寿命化を図る。病床数を319床から280床に減らし、個室を増やす他、ほぼ全個室にトイレを設置するなど入院患者の居住環境を改善する。また、集中治療室、カンファレンスルーム、IC室、薬品保管庫の充実、病棟看護師の仮眠室や休憩室を新設、拡充する計画だった。
建築・電気・機械設備・外構の改修費の他、医療機器取り換え費を含む概算改修費用を13億円と想定していた。
病院全体の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ2万7324平方b。このうち改修対象は鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建ての入院病棟で、改修対象面積は7545平方b。
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