BIMモデル事業で検証費支援
2020/1/9
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国土交通省は、建築物の設計・施工・維持管理へのBIM活用を国費で支援する「BIMを活用した建築生産プロセス円滑化モデル事業」を立ち上げる。同省の建築BIM推進会議が3月までにまとめる「BIM標準ガイドライン」を適用し、BIMを設計から維持管理に一貫して活用する建築プロジェクトに対し、検証費用を定額で補助する。2020年度当初予算案に2億円を新規で計上した。
国交省は、BIMの活用が設計・施工の作業の効率化や維持管理の省力化、設計・施工・維持管理の各段階での円滑な情報伝達などにつながり、生産性を高める効果があるとみている。
ただ、BIMモデルの形状と属性情報の標準フォーマットが整備されていないため、現在は設計段階で作成されたモデルが施工段階に受け渡されていない。各段階でそれぞれBIMモデルを作成するため、入力情報も引き継がれていない。
こうした課題を解消するため、国交省の建築BIM推進会議は、BIMモデルを作成する際の役割と責任を明確にし、BIMモデルの形状と属性情報などの標準フォーマットを定めた「BIM標準ガイドライン」を3月までにまとめる。
20年度に実施するモデル事業では、このガイドラインを適用した建築プロジェクトを支援。モデル事業に選ばれた建築プロジェクトでは、実際にガイドラインに従ってBIMモデルを作成し、設計から維持管理へBIMモデルを引き継ぎ、ガイドラインの課題や改善点を検証してもらう。検証に必要な経費を国費で補助する。
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