杉並区 投資的経費は170億円
2020/2/10 東京
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杉並区は、一般会計が前年度比2・5%増の1937億9600万円とする2020年度当初予算を公表した。投資的経費は12・3%減の170億4300万円で、区立小中学校体育館などの空調設備設置、地域コミュニティ施設の整備、杉並第二小学校の仮設校舎建設などを実施する。道路関係では都市計画道路補助第132号線や荻窪地内の電線地中化で設計を委託する。
学校関係では、19年度に引き続き空調設置に4億5510万円を計上し、体育館20校(小学校11校、中学校9校)の他、技術科室(中学校16校)、給食室(小学校5校、中学校2校)に設置する。体育館については4月にも工事を発注し、7月中の設置完了を目指す。
改築を計画している杉並第二小学校では、2億1885万円を盛り込み、先行して仮設校舎を建設する。規模は軽量鉄骨造3階建て延べ1400平方b程度を想定しており、設計・施工で発注する。
区民会館、高齢者集会施設の「ゆうゆう館」、児童館を一体的に再編する「地域コミュニティ施設」の整備には5億8894万円を計上。東原地域コミュニティ施設(下井草1ノ23)でエレベーター設置などの改修工事を行い、高円寺南地域コミュニティ施設(高円寺南2ノ40ノ24)は、新設に向けた設計を実施する。成田西地域コミュニティ施設(成田西1ノ28ノ6)では上期に設計を進め、下期に新設工事に着手する。
道路関係では、荻窪4丁目・5丁目の無電柱化整備で予備設計、都市計画道路補助第132号線の上荻4丁目〜西荻北3丁目の延長606bで事業認可取得後に道路、橋梁、電線共同溝の設計を進める。生活道路の整備では、高井戸東四丁目など2路線で安全対策を実施する。関連予算に2億5380万円を計上している。
公園関係では、荻窪五丁目公園、下井草三丁目公園、阿佐谷けやき公園などの整備に4億4090万円を計上。保育園児の遊び場5カ所の新設や、既存公園の老朽遊具の改修などリニューアルに2億8698万円を盛り込んだ。
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