川崎市 若者文化発信によるまちづくり
2020/2/7 神奈川
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川崎市は、ちどり公園を有効活用して、BMX、スケートボード、ブレークダンスなどが行える施設を整備・管理運営する民間事業者を選定するため、「若者文化の発信によるまちづくりにおける施設整備事業発注支援業務」公募型プロポーザルの手続きを始めた。業務規模概算額は3300万円。参加資格は業種「調査・測定」、種目「その他調査測定」で資格者名簿に登載されている者で、同種業務または類似業務の受託実績が過去5年間に1件以上あること。2月12日まで参加意向申出書を受け付け、26日に企画提案会を行う。選考結果は3月上旬に市のホームページで公表する。
委託する業務では、事業検討・事業者募集に向けて、必要な現況測量や地質調査を実施した上で、民間事業者を募集するための事業スキームを精査し、条件整理などを行う。さらに事業内容の詳細、事業者選定スケジュール、選定方法、選定基準、参加資格要件、リスク分担などを示した要求水準書、募集要項を作成。また事業において市が負担する額の設定(予定価格の設定)を行う。7月末までに財政負担額の設定を完了させ、その後、事業者選定などの支援、契約交渉支援などを行ってもらう。委託期間は3月31日まで。ただ、事業者選定支援、契約交渉支援は10月末をめどに作業を進める。
川崎市は、東京2020オリンピック競技大会を契機として、若者に人気があり、市内で盛んであるスケートボードやBMXフリースタイルなどのエクストリームスポーツ、ストリートカルチャーを、まちづくりに生かそうと取り組んでいる。19年11月には、ハード面の具体的なコンテンツやソフト面の取り組みの方向性、今後おおむね10年間のスケジュールなどを明記した、「若者文化の発信によるまちづくりに向けた環境整備などに関する基本計画」を策定。ハード面では、ランドマーク的な施設をまず市内に1カ所整備するとし、ちどり公園を候補に挙げた。整備には、民間のノウハウや資金を活用する考えで、20年度以降に共同事業者を選定し施設整備を行っていくとしている。
ちどり公園は、海底トンネルの千鳥町側の入り口上部に整備された臨海公園。広さは約3万6000平方b。樹木に囲まれた緑豊かたな公園で、園内には高さ約7bの展望台などがある。施設整備の面積は5000平方bから8000平方bを想定して検討を進める
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