豊島区 十中跡のスポーツ施設 公募を開始
2020/2/10 東京
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豊島区は、旧第十中学校の跡地を活用した野外スポーツ施設の整備で、事業者を選定するための公募型プロポーザル手続きを開始した。整備手法は設計・建設・工事監理・管理運営・資金調達を一括して委託するDBFO(デザイン・ビルド・ファイナンス・オペレート)方式を採用し、事業者はJVでの応募とする。21日または25日に、現地見学会を開催。3月23、24日に、参加表明書を受け付ける。8月に事業者を特定し、基本協定を結ぶ。11月の議会承認を経て、設計に着手する。2022年度早期の供用開始を目指す。
旧第十中学校の校舎を解体し、スポーツ施設を整備する。既存校舎の解体を含めた事業費の総額は18億円以内とし、整備費16億円、運営費2億円を目安とする。低額の事業提案を優先的に評価する。また、事業者には積極的な区内業者の活用を求める。
建設地の敷地面積は1万5855平方bで、施設には▽人工芝のテニスコート(2面)▽サッカーや野球、ゴルフに対応した人工芝の多目的グラウンド(68b×105b)▽更衣室やシャワールームを備えた管理棟(2階建て400平方)▽駐車場・駐輪場―などを整備。この他、非常時の防災機能として防災井戸やかまどベンチ、マンホールトイレなどを設ける。
整備に当たっては、施工時に近隣の家屋調査を実施する他、施設の周囲に高さ5bの防音壁を設置、光害対策型の照明器具と専用ルーバーの設置など周辺環境へ配慮した整備を行う。学校としての歴史を残すため、記念碑も設置する。
また、敷地の南では東京都が22年5月ごろまで下水道工事を行うため、スポーツ施設の整備や運営に支障が出ないよう調整しながら工事を行う。
建設地は千早4ノ8ノ19。敷地内には鉄筋コンクリート造4階建ての旧校舎と鉄骨造2階建ての旧体育館が残存している。校舎の解体も、事業者が担当する。
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