御幸町・伝馬町地区計画が都決
2020/2/19 静岡
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対象地区の現況
【静岡・葵】JR静岡駅北口で計画が進められている御幸町9番・伝馬町4番地区第一種市街地再開発事業区域を含む「御幸町9―10番・伝馬町4番地区計画」が静岡市で12月に都市計画決定され、容積率の最高限度などが定められたことにより、同再開発事業で、より土地の高度利用が図られることが見込まれる。
都市計画決定されたのは御幸町・伝馬町地内の面積約1・3f(A地区として再開発事業区域が0・3f)が対象。
地区計画制度を活用し、多くの機能を有する都市拠点としての求心力を一層高めるため、商業、業務、文化、教育など多様な都市機能の集積や土地の高度利用を進め、さまざまな活動が可能となる便利でにぎわいのある環境を誘導する。
地区計画では、再開発事業区域であるA地区の建築物の容積率の最高限度を700%、最低限度を200%、建ぺい率の最高限度を70%、建築面積の最低限度を200平方bとした。
容積率については、交流機能の用途に供する公共的屋内空間を設ける場合は50%の上乗せが可能。さらに、静岡市立地適正化計画での「誘導施設」の用途に供する部分の床面積の敷地面積に対する割合が、100%以上の場合は100%の上乗せが可能となる。両方合わせた150%を上乗せすると、容積率は最大850%になる。誘導施設とは、市役所・区役所などをはじめ、子育て支援センターや地域福祉センター、大学、専修学校、博物館、図書館など。
建築物の壁面の位置の制限では、御幸通り側が境界から2b、市道御幸町伝馬町線と同御幸町東町線は境界から4bとした。また、駅前の顔としてふさわしい周辺環境に配慮した建築物とするため、建築物の形態・意匠の制限や緑の配置も定めている。
土地利用の方針は、A地区が敷地の共同化を図り、安全性・利便性を備えた快適な商業・業務・教育の空間を創出する土地利用。B地区は、安全性・利便性を備えた快適な商業・業務の空間を創出する土地利用を誘導するとしている。
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