京成本線荒川橋梁掛け替え 工事費271億見込む
2020/9/15 東京版 掲載記事より
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19年東日本台風では桁下付近まで水位が上昇した
国土交通省関東地方整備局は、荒川の流下能力を確保するため、桁下高さが不足している京成本線荒川橋梁の架け替えを計画している。架け替え工事は京成電鉄に委託し、同社が工事を実施する。工事費は約271億9000万円を見込む。現在、用地取得を進めており、2022年度にも架け替え工事に着手したい考えだ。架け替えにより十分な桁下高さを確保した上で、関東地整が橋梁付近の堤防を嵩上げする。
既存の荒川橋梁は、荒川放水路の開削工事の際に架設された。その後、広域的な地盤沈下が発生したため堤防の嵩上げを実施。しかし、橋梁の桁下高さが約3・7b程度と不十分なため、橋梁付近のみ堤防が低い状態となっている。19年の東日本台風では荒川の水位が桁下に迫る高さまで上昇したこともあり、墨田区と江東区、足立区、葛飾区、江戸川が早期の堤防強化を国交省に要望していた。
架け替えの対象範囲は、京成関屋駅〜堀切菖蒲園駅間。既設橋梁の上流側に新たな橋梁を建設し、切り替える。20年度中に詳細設計を完了し、22年度から着工する見通しだ。
新設する橋梁の延長は約0・5`。右岸・左岸のアプローチ部も含めた総延長は約1・5`となっている。
右岸側ではアプローチ部で東武スカイツリーライン、橋梁部では首都高速道路中央環状線と交差しており、これらを踏まえて仮設計画を検討していく。
また、左岸側アプローチ部では特に狭あいな用地での施工となる。盛土上にある既設線路の南側に仮線を設置し、現況の上り線、下り線を仮線に切り替えた上で盛土を撤去し、新たに高架橋を建設する。
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