国交省　営繕計画　愛知県延べ１１８施設に｜建設ニュース　入札情報、落札情報、建設会社の情報は建通新聞社

			いいね	ツイート
			0

現中川税務署

国土交通省は２０２１年度の各省各庁営繕計画書に対する個別意見をまとめた。これによると愛知県内の対象施設は延べ１１８施設。21年度の計画額は総額58億７７７３万９０００円（20年度は63億６０１７万９０００円）におよぶことが分かった。このうち21年度を事業初年度とする施設は延べ１０３施設。中でも、名古屋刑務所、中川税務署、新濃尾（二期）地区犬山頭首工小水力発電所開閉所、守山駐屯地の４施設４カ所は「特に緊急を要する（特Ａ）」と判定された。
　特Ａの４カ所はいずれも新営の位置付け。うち名古屋刑務所は老朽化、防災機能の不備により収容棟や職業訓練棟などを現地で建て替える。全体計画額は２３２億９１０６万円を概算、初年度に６２７万円を充てる。計画改築面積は鉄筋コンクリート造３階建て総延べ２万７７２３平方�bを見込む。建設地はみよし市ひばりヶ丘１ノ１。
　中川税務署は老朽化と機構新設に伴い建て替える計画。全体計画額は23億６７２５万１０００円を概算する。計画規模は鉄筋コンクリート造地下１階地上６階建て延べ５８３５平方�b。建設地は名古屋市中川区。事業期間は21〜26年度を見込む。初年度の概算事業費は５６６万円。
　新濃尾（二期）地区犬山頭首工小水力発電所開閉所は、鉄筋コンクリート造平屋86平方�bの規模を計画。全体計画額は２９００万円。事業期間は21〜23年度。建設地は犬山市。
　守山駐屯地は施設不備のため、電気室（鉄筋コンクリート造平屋40平方�b）を整備する。全体計画額は３億２０００万円。事業期間は21〜22年度。建設地は名古屋市守山区。
　21年度を事業初年度とする対象施設延べ１０３件を緊急度判定別に見ると、特Ａが４件、Ａ（緊急を要する）が59件、Ｂ（至急実施すべき）が38件、Ｃ（急がなくてよい）が１件、留保が１件の内訳となった。このうち全体計画額が１億円以上の対象施設は延べ25施設あった＝表参照※。
　所管省庁等別に見る対象施設・箇所の内訳は次の通り（かっこ内は21年度事業計画額）。
　▽法務省＝８施設11カ所（７億７５６６万円）▽防衛省＝３施設８カ所（３億７２００万円）▽農林水産省＝８施設11カ所（３２７７万円）▽内閣府＝１施設２カ所（２億１４２８万円）
　▽総務省＝１施設５カ所（２億２０２９万円）▽財務省＝26施設50カ所（22億２５３０万円）▽国土交通省＝10施設15カ所（11億８３１７万円）
　▽厚生労働省＝８施設12カ所（８億５４２３万円）▽経済産業局＝２施設２カ所（なし）▽環境省１施設１カ所（なし）▽合同庁舎１施設１カ所（なし）

※中部３県の対象施設数・21年度計画額
　▽愛知県＝延べ１１８施設・58億７７７３万９０００円
　▽岐阜県＝延べ26施設・９億９３５０万５０００円
　▽三重県＝延べ38施設・19億１５９０万９０００円
※３県全体＝延べ１８２施設・87億８７１５万３０００円