直轄工事の総合評価 参加者数は減少傾向
2021/1/25
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国土交通省は、直轄事業における総合評価方式の実施状況(2019年度実績)をまとめた。これによると、19年度の1工事当たりの競争参加者数(平均)は、施工能力評価型で4・5者、技術提案評価型(S型)で5・0者、WTO技術提案評価型(S型)で14・1者となり、いずれも減少。施工能力評価型と技術提案評価型(S型)は4年連続の減少となる。
19年度に発注した直轄工事の総合評価適用率は98・1%。総合評価を適用した7963件を契約タイプ別に見ると、施工能力評価型(U型)が5590件(70・2%)と最多で、施工能力評価型(T型)の1944件(24・4%)、技術提案評価型(S型)の429件(5・4%)となっている。
総合評価を適用した工事の競争参加者は過去10年にわたって減少傾向にある。競争参加者数の平均がピークだったのは、WTO技術提案評価型(S型)が2010年度の平均20・9者で、技術提案評価型(S型)は11年度の平均10・6者、施工能力評価型は11年度の平均7・2者だった。
ピークを境に競争参加者数は減少傾向にあり、WTO技術提案評価型(S型)は2年連続、技術提案評価型(S型)と施工能力評価型は4年連続で減少している。
技術評価点の最高得点者が落札した工事の割合は、施工能力評価型で前年度比3・3ポイント増の87・5%、技術提案評価型(S型)で0・5ポイント増の85・5%といずれも前年度の数字を上回った。
調査・設計業務は、19年度に1万1922件を契約し、総合評価が6806件(57・1%)、プロポーザル方式が2573件(21・6%)、価格競争が2283(19・1%)、随意契約が260件(2・2%)だった。
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