椛川ダム、試験湛水を開始
2021/3/2 四国
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椛川ダムに水をためるため湛水ゲートを設置した
香川県土木部が香東川総合開発事業の一環として整備している椛川ダムで、ダムの安全性と機能を確認するための試験湛水(たんすい)が始まった。本体建設工事を担当する大成・飛島・村上建設共同企業体が3月2日、現場で神事と湛水式を開き、ダム底部に鋼製の湛水ゲートを設置し、水をためるための「閉塞」(へいそく)を確認した。
修祓(しゅばつ)式では、施工各社の代表者らが、これまでの工事の安全などに感謝しつつ、試験湛水による安全性と機能の確認、さらに残る工事が無事に完成するよう祈願。
続く湛水式では、県椛川ダム建設事務所の前田豊浩所長が「試験湛水にこぎつけたのは、関係者の協力、そして受注各社の努力と技術力のたまものであり、敬意を示したい」とあいさつ。「ダムの安全性を確認しつつ、付け替え道路など残る工事も着実に進める」と述べ、クレーンで湛水ゲートを設置するためのボタンを押し、参加者全員で閉塞を確認した。
治水安全度の向上や水道用水の安定確保などのため県が建設する多目的ダム「椛川ダム」(高松市塩江町安原上東)は、堤高88・5b、堤頂長265・5b(堤体積43万5000立方b)の重力式コンクリートダム。大成・飛島・村上JVが担当する本体工は、試験湛水などを経て7月末の完成を予定している。
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