千代田区 神田小川町三丁目西部南が都決
2021/4/14 東京
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神田小川町三丁目西部南地区。靖国通り(手前)と明大通り(右奥)に挟まれたエリア
千代田区は、神田小川町三丁目西部南地区の地区計画などと、同地区で計画されている第一種市街地再開発事業を、4月6日付で都市計画決定した。今後、総延べ床面積約3万平方bの再開発ビルや、区画道路、1〜3号広場の築造などが見込まれる。
地区計画の対象エリアは神田小川町3ノ10で、区域面積は0・6f。靖国通り、明大通り、富士見坂に囲まれた三角形状の敷地。
地区計画は、建築物について容積率の最高限度を1050〜850%、最低限度300%、最高高さ120b、最低建築面積は200平方bなどとした。
基盤整備は富士見坂を区画道路1号として一部拡幅し、歩道設置・無電柱化する。整備後の幅員構成は車道5・5b、歩道2・5b、歩道状3bで、カラー舗装なども見込む。歩道状空地は1号が幅員3b、延長80b。同2号が幅員2b、延長140b。広場は▽1号―240平方b▽2号―370平方b▽3号―130平方b―を計画する。
靖国通りと明大通りが緊急輸送道路に指定されているものの、区域内には旧耐震建築物が木造建築を含め多数存在する。建物の共同化と土地の高度利用により、住宅・商業・業務施設などが複合した界隈性の高い良好な市街地の形成を図る。また、省エネルギーなどの推進による環境負荷低減や、エリアマネジメントによる地域と連携した取り組みなどを目指す。
再開発、組合設立へ加速
同地区では神田小川町三丁目西A地区市街地再開発準備組合の施行による「神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業」が計画されている。再開発ビルは、高さ110b、延べ床面積3万0300平方b程度を想定。約110戸の住宅と事務所、店舗などを整備する。
事業コンサルタントは松田平田設計(港区)が担当。事業協力者として日鉄興和不動産(港区)、三菱地所(千代田区)、三菱地所レジデンス(千代田区)が参画。
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