ゼネコン決算 2年ぶりに5兆円台回復
2021/12/15
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建設経済研究所は、2021年度第2四半期の主要建設会社決算分析をまとめた。大手・準大手・中堅ゼネコン40社の受注高(単体)は全階層で増加し、前年同期比16・3%増の5兆1313億円となり、2年ぶりに5兆円台の水準を回復した。直近5年間では初めての増加となった。
受注高では建築部門が大幅に増加した。中堅で減少したものの、大手と準大手が大きく伸ばし、総計で19・9%増の3兆5000億円と、2年ぶりに3兆円台を回復。前年同期比で増加したのは大手で5社中4社、準大手で11社中8社、中堅で24社中13社となった。
土木部門の受注高は8・3%増の1兆4643億円となり、全階層で増加した。直近5年間で初めての増加で、大手で4社、準大手で7社、中堅で9社が増加した。
売上高(連結)はほぼ横ばいの7兆0524億円。21年度通期では24社が増収を見込んでいる。
売上総利益(連結)は2年連続で全階層が減少し、直近5年間で最少となった。利益額は13・3%減の7450億円。利益率は大手が2・6ポイント減の10・0%、準大手が0・9ポイント減の11・4%、中堅が0・1ポイント減の10・9%となった。
営業利益(連結)は、利益額が34・6%減の2710億円と大きく減少。利益率も2・1ポイント減の5・9%と低下した。全40社中37社が営業黒字を確保。前年同期よりも利益額が増加したのは準大手で4社、中堅で8社だった。大手はなかった。21年度通期では30社が減益を見込んでいる。
ゼネコン40社は、過去3年間の連結売上高平均を基に、大手、準大手、中堅の3階層に分類している。目安は大手が1兆円以上、準大手が1兆円未満2000億円以上、中堅が2000億円未満となっている。
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