電子入札システム 自動・効率化へ機能改善
2023/1/24
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国土交通省は、直轄工事・業務の電子入札システムの機能を改善する。現システムの更新に併せて、利用者の作業効率を高める機能などを新たに設ける。今後、連携システムを含めた機能の改善検討と詳細設計を進め、2025年度からの運用を目指す。
機能改善に向けては、自動化・効率化できる作業項目を抽出し、改善策を整理した上で、システム設計に反映していく。例えば、技術資料などのデータ連携で、受発注者双方の作業効率の改善策が考えられるとしている。
現システムでは、入札参加者が技術資料データをアップする際に、書類をPDF化し登録している。発注者は登録されたPDFデータをダウンロードして審査しなければならない。紙に印刷してから審査する発注者もいる。
新システムでは、こうした手間を省略。申請書を電子ファイルで受け取り、資格審査資料や技術審査資料を自動で作成できるようにする。技術者データベースと連携した参加資格審査の自動化も想定している。
国交省の現在の電子入札システムは20年1月から稼働し、工事と業務を併せて年間約3万件の開札が行われている。利用者数は発注者で1万1000人、受注者で18万2000人。入札情報サービス(PPI)や入札説明書等ダウンロードシステム、技術資料等アップロードシステムなどと連携し、入札手続きの各段階で必要な情報をやり取りしている。現システムが25年1月に更新時期を迎えるため、更新に併せて機能を改善。手続きの自動・効率化を実現し、受発注者双方の事務負担を軽減する。
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