東海太田川駅西区画整理 新たな提案企業募集
2023/10/2 中部
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東海太田川駅西土地区画整理組合(山口直之理事長)は、東海太田川駅西土地区画整理事業の「高次都市機能地区」について、事業提案企業の募集を10月2日から開始した。名鉄太田川駅西側の約9800平方bに住居や商業、観光、業務などの機能を誘致・整備する企業を募集する。
参加意向申出書の締め切りは、10月13日まで。審査方式は、選考委員会を組成し、保留地取得価格の提案だけでなく、提案内容も重視して選考する総合評価方式を採用した。審査は2段階審査とし、1次審査の通過者のみを対象に2次審査を行う。1次審査の対象となる事業提案書の提出締切は24年1月15日。第1回審査会は2月14日の開催を予定している。この通過者を対象とする第2回審査会(プレゼンテーション)は3月8日に予定。3月下旬の役員会で承認後、第2回審査会の結果を通知する。
事業提案の対象地は東海市大田町後浜新田の約9800平方b。地区の建ぺい率は80%、容積率は300%、用途地域は近隣商業地域となっている。導入希望用途は、住居機能の他、商業、文化、医療、福祉、オフィス、宿泊、観光交流など。引き渡し時期は27年度を予定している。
事業提案書の提案項目は、▽事業コンセプト▽土地利用計画▽事業計画・売買価格▽まちづくりへの貢献▽事業体制・事業スケジュール▽地域への協力・貢献など▽周辺環境への配慮▽その他提案―とし、売買価格には最低価格(64万8000円/坪)を設ける。
参加者の体制は、共同企業体または単独企業。応募方法は、同組合ホームページから書類をダウンロードして提出。提出書類は、参加意向申出書、守秘義務誓約書、共同企業体届(共同企業体で応募する場合のみ)の他、会社概要書など。提出方法は、メールおよび郵送。提出先は選考事務局(東海市大田町前田1ノ1)。電話0562(57)6560。
【東海太田川駅西土地区画整理事業 着々と進む機能導入】
東海太田川駅西土地区画整理事業地は、東側に名鉄太田川駅が近接、西側に都市計画道路西知多道路の大田インターチェンジ(仮称)が整備される。伊勢湾岸自動車道や中部国際空港にも近く、現時点でも優れているアクセス性が今後、さらに向上する見通しだ。
同土地区画整理事業の面積は約34・4f。総事業費は約131億7000万円で、施行期間は2030年3月31日まで。西松建設・日本工営都市空間共同企業体が、業務代行者として事業進捗に取り組んでいる。
これまで、同区域内の産業物流地区にプロロジス(東京都千代田区)が物流施設を、広域交流地区にカインズ(埼玉県本庄市)が大型店舗の出店を計画。また、日本福祉大学(愛知県美浜町)が、区域内にある東海キャンパス西側に新キャンパス整備の方針を7月に打ち出しており、土地利用が順調に進んでいる。
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