建設業の夏のボーナス　３・２％増の54万円｜建設ニュース　入札情報、落札情報、建設会社の情報は建通新聞社

建設業の夏のボーナス　３・２％増の54万円

2023/11/8

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厚生労働省の調査によると、建設業で２０２３年夏に支給された夏のボーナス（賞与）は、労働者一人平均で54万０６９５円となり、前年から３・２％増えた。前年比で増えるのは２年連続。全産業平均は39万７１２９円で、２％増だった。
　建設業で夏季賞与を支給している事業所の割合は67・８％で、１・３ポイントアップした。支給事業所に雇用されている労働者の割合も78・１％で０・３ポイントとわずかに大きくなった。支給される夏季賞与の平均額が上がっているだけでなく、夏季賞与を受け取れる労働者の割合も拡大している。
　毎月支給する基本給や手当など、「決まって支給する給与」に対する夏季賞与の割合は１・12カ月で、０・03カ月分アップした。
　建設業界では近年、深刻化する人手不足などを背景として賃上げが進展。その中でも、基本給や残業代など以上に、賞与の伸びが大きく寄与していることが分かっている。
　政府が新たな経済対策による継続的な賃上げの促進を提唱しており、今後どのような形で賃上げが進むかが注目される。

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