GLP 川崎市に20万uの冷凍冷蔵倉庫
2023/11/30 神奈川
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完成イメージ(川崎市ホームページより)。首都圏初のマルチテナント型冷凍・冷蔵倉庫となる
【川崎】日本GLP(東京都中央区)などが出資する特定目的会社の川崎2ロジスティック(東京都中央区八重洲2ノ2ノ1)は、川崎市臨海部で延べ床面積約20万平方bの物流施設「GLP川崎U」を新築する。日本GLPの施設としては首都圏で初のマルチテナント型冷凍・冷蔵倉庫となる。設計者・施工者は非公表。2024年度に着工し、27年度の完成を目指す。工期は37カ月を見込む。
規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ20万4720平方b、高さ42b。中央の車路を挟んで西側にA棟、東側にB棟を配置する。各階にトラックバースを設け、2本のランプウェイにより地上から直接アクセスが可能とする。トラックバースの収容台数は342台。駐車場は乗用車用566台と待機中のトラック用34台の計600台分を確保する。基礎は杭基礎。施設内の従業員は約1000人を想定する。
冷凍冷蔵設備としてマイナス20度以下のF(フローズン)級冷凍機34台、マイナス20度〜プラス10度のC(チルド)級冷凍機116台、陽圧機能を持つ冷凍機10台を設置。室外機は18HP(馬力)クラスを10台、20HPクラスを35台導入する。冷凍冷蔵と空調をはじめとする各設備は高効率な製品を活用し、温室効果ガスの排出量を標準量に対し14・1%削減する方針だ。
外構に関しては、約1万2400平方bの緑地を新設する。大景木102本を含む高木680本に加え、中木1400本、低木4100本を植栽。根の健全な伸長に必要な土壌厚は0・9〜1・2bとして、客土で7710立方bの土壌量を確保する予定だ。
工事スケジュールによると、着工から9カ月程度で既存埋設物撤去や汚染土処理を行う。約10カ月で土工事や杭工事、基礎工事を進め、躯体工事や設備工事には18カ月程度を要する予定だ。
工事中に発生する産業廃棄物は6673d。杭工事では396本の杭を使用し、建設汚泥の発生量は1万5887立方bを見込む。いずれも産業廃棄物処理業者に処理を委託し、大半を再資源化する。建設発生土は7万4508立方bで、埋め戻しが難しいため全て場外に搬出する。
建設地は川崎市川崎区扇町15他の敷地8万2360平方b。首都高神奈川1号横羽線の浜川崎インターチェンジから約1・2`、JR鶴見線の昭和駅から約300bの場所にある。
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