人材協 広報活動を強化 中学生向け魅力発信など
2024/3/25
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建設産業人材確保・育成推進協議会(人材協)の運営委員会が3月22日に開かれ、2024年度事業計画案を承認した。24年度は若年者の入職促進を図るため、建設系工業高校などへの広報活動を強化する他、建設技能労働者の育成に取り組む企業を表彰する制度の充実化にも取り組む。他産業との人材獲得競争が激しくなる中、若年者や保護者、教員などに建設業の魅力を伝え、人材の確保につなげる狙いだ。
24年度に始める新たな取り組みは、建設産業ガイドブックの中学生への配布、ウェブサイト「建設現場へGO!」新コンテンツの設置、建設人材育成優良企業表彰の充実化―など。
建設産業ガイドブックはこれまで主に工業系高校で学ぶ生徒を対象に約1万8000部を配布していた。24年度は中学生向けに4000部を追加して配布する。配布方法としては、工業高校が実施する中学生向けの学校説明会などを利用する他、都道府県建設業協会へ効果的な方法をヒアリングすることも検討する。
「建設現場へGO!」には若年者に閲覧してもらえるよう新たな仕掛けを作る。具体的には、閲覧者がサイト上の質問に答えて専門職種の適正を診断する。気軽に楽しみながら自身に適した職種を見つけるものとする。
24年度に3回目を迎える建設人材育成優良企業表彰では、従来の賞に加え、特別賞を設ける。CCUS活用、女性定着促進、処遇改善、若年者入職促進などのうち、特定の項目に優れた取り組みを行った企業を表彰する。
建設系工業高校や各都道府県教育委員会に対して年3回発行する「人材協定期便」に建設産業関連の施策情報を盛り込んで提供する。必要に応じアンケートを実施し、教育現場に必要な情報のニーズを探る取り組みも行う。
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