ホーム > 特集 > 完成特集 > 【三重県】総合博物館完成
三重県の「三重県立総合博物館」が着工から3年余りが経過し、いよいよ4月19日に開館する。愛称は「MieMu」(みえむ)―明日を生み出す力―。造成時にも足跡が発見された「ミエゾウ」の全身骨格の標本なども展示される。三重の多様性に富んだ自然環境や歴史・文化を将来にわたり保全・継承し、さらに「文化と知的探求の拠点」として、活用し発信することで、未来を切り開く力を生み出すものと期待される。施設外観は外部遮光の縦ルーバーが”三重らしさ”を演出。県産材のヒノキやスギを内装材、収蔵庫などに多用し、木の質感、保管性を生かした。構造・設備面では、免震構造、地中熱利用空調システム、太陽光発電など安全・環境に配慮し、博物館用途では全国初となる建築環境総合性能評価システム「CASBEE」認証のSランクも取得した。
このたび、三重県総合博物館MieMu(みえむ)が、無事に開館を迎えることができますのも、ひとえに県民の皆様はじめ関係の皆様方のご支援ご協力の賜物と心から感謝を申し上げます。
三重県では、昭和28年6月、県立博物館が東海地方で初めての総合博物館として津市に誕生し、60年にわたり三重の自然や歴史・文化に関する博物館活動を展開してきました。
今回、MieMuとして新しく生まれ変わることで、豊かで多様性に富んだ自然環境のもとで育まれた多様なくらしや歴史・文化について、皆様とともに探求し、活用・情報発信を行い、三重の地域や人々に活力をもたらし、明日の三重を生み出す力を育む活動を積極的に展開していきます。
MieMuが、開館以降多くの方々に末永く愛される施設となることを望むとともに、県民の皆様をはじめ、関係の皆様にはなお一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。
- ■ 発注者 : 三重県
- ■ 工期 / 着工 : 平成23年1月〜26年3月
- ■ 概要 : 鉄筋コンクリート一部鉄骨、鉄筋コンクリート
: 造3階建て延べ10,779u
- ■ 建築設計 : 日本設計
- ■ 建築 : 鹿島、鉄建、生川JV
- ■ 空調設備 : 三機、杉山、山信JV
- ■ 電気設備 : 東光、鈴鹿テクト、林JV
- ■ 給排水衛生設備 : 岡田、ダイワ、三重水熱JV
- ■ 工事 : トータルメディア開発研究所
- ■ 工事場所 : 三重県津市上浜町6