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2016年静岡県下のトップが語る【年頭所感】

 静岡県知事 川勝平太  静岡市長 田辺信宏  浜松市長 鈴木康友


美しく、強く、しなやかな『静岡型』の地方創生

 

静岡県知事 川勝平太

 

川勝平太

 明けましておめでとうございます。
皆様には、お健やかに新年を迎えられ、心からお慶び申し上げます。

昨年の夏、韮山反射炉が世界遺産に登録されました。平成25年に富士山が世界遺産に登録されるや、茶草場の世界農業遺産、南アルプスのエコパーク、世界一の健康寿命など、静岡県は世界クラスの地域資源の数が、過去2年半で、なんと23件にも増えました。まさに「世界に羽ばたく“ふじのくに”」の立ち姿が現れてきました。

東京への人口集中が進む一方で、東京の合計特殊出生率は全国最低です。今や東京は日本の人口減少を加速させています。それゆえ「ポスト東京時代」を開く地方創生は日本の最大の課題です。その課題に向けて各界各層の皆様に参画いただき、英知を結集した「美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生長期人口ビジョン」と「総合戦略」を昨年10月に策定しました。子供を2人以上持ちたいという若い世代の希望や、本県で働き、住みたいという希望の実現に向け、「美しく、強く、しなやかな『静岡型』の地方創生」をとおして「ふじのくに」づくりを推進してまいります。

昨年の秋、イギリスでのラグビーワールドカップでは日本代表とりわけ静岡県選手が大活躍しました。2019年の日本大会は袋井市のエコパスタジアムが会場の一つです。つづく2020年の東京五輪では自転車競技の会場に伊豆市が選ばれました。ワールドカップと東京五輪を控えたこれからの数年は本県を世界にアピールする絶好の機会です。台湾のバトミントン選手の合宿は大成功でした。また、モンゴルのレスリング選手団と柔道選手団の事前キャンプがそれぞれ焼津市と伊豆の国市で行われます。スポーツを通じた交流は静岡県民が世界に羽ばたく重要な土台になります。

富士山静岡空港は、海外交流に重要な役割を果たしています。これまでも外国人の乗降客数では地方が管理する空港として全国一でしたが、さらに昨年は国際線の新規就航が急増しました。空の玄関口である本県の空港の一層の充実を図るため、本年も引き続きソフト、ハードの両面で整備を進めます。

静岡県は世界に羽ばたき始めました。県が国際舞台に登場しつつある今、将来を担う世代が国際経験を積むことが求められます。特に十代のうちに海外での体験ができるように、高校生全員のパスポート取得を推奨します。それには、なにより、先生方が積極的に海外経験を積むことが課題です。そのための環境整備を進め、グローバルな人材の育成に取り組んでまいります。

今年は、明治9年(1876年)に静岡県・足柄県・浜松県が統合されて現在の静岡県が生まれて140周年目に当たります。先人の遺徳をしのび、世界の人々を惹きつけ、世界に羽ばたく“ふじのくに”静岡県の魅力を高め、日本のシンボルである「富士山」の品格ある姿に恥じない「富国有徳の理想郷」を築くべく、全力で取り組んでまいります。皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。

結びに、今年一年間の皆様の御健勝と御多幸をお祈り申し上げ、新年の御挨拶といたします。

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「世界に輝く静岡」の実現に向け

 

静岡市長 田辺信宏 

田辺信宏

 (新年)あけましておめでとうございます。

皆様方におかれましては、希望に輝く新年をお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。昨年中は、市政への温かいご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、昨年は、第3次静岡市総合計画(3次総)がスタートし、まちづくりの目標である「世界に輝く静岡」の実現に向け、本市が目指す都市像である「歴史文化のまち」と「健康長寿のまち」を実現するための様々な取組を行いました。
世界的な偉人である徳川家康公の薨去四百年という記念の年にちなみ、官民連携による「駿府天下泰平まつり」「家康公検定」などの「徳川家康公顕彰四百年記念事業」を実施するとともに、豊かな自然環境、温暖で住みやすい気候、多様な食文化に育まれた、健康長寿都市としての特性を活かした静岡型地域包括ケアシステムの構築に向けた取組など、目指す都市像の実現に向けた第一歩を踏み出しました。
また、3次総に掲げる「2025年に総人口70万人を維持」に向け、各種施策の補強と総合的な人口減少対策を加速させるため、「静岡市総合戦略」を策定しました。
総合戦略は、「これから生まれてくる市民」「これから移住してくる市民」「これからも住み続ける市民」を「未来市民」と名付けて、ターゲットとし、市外からの転入者増加策や、本市からの転出者抑制策を進め、出生数の増加と合わせ、人口減少の克服と、地域の活性化を図るための各種施策が盛り込まれております。
今後は、本市をはじめ、自治会・町内会、NPOなどの非営利団体、産業界、県・他市町、大学等学術研究機関、金融機関、労働界、マスコミなどが、人口減少の克服という課題を認識し、それぞれの情報を共有しながら、この総合戦略を「オール静岡」の体制で推進していきます。
本年は、3次総や総合戦略で掲げた施策をこれまで以上の「決断力」と「スピード」を持って、着実に進めてまいります。
これからも、世界に輝く静岡の実現に向け、大きな夢と希望を、市民の皆様と共有しながら、不退転の決意で、まちづくりを進めてまいりますので、市政へのご理解と、一層のご参画をお願いしたいと思います。
結びに、皆様方の益々のご健勝とご多幸を心より祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。

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若者がチャレンジできるまち

 

浜松市長 鈴木康友

 

鈴木康友

 皆さまには健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、三つの「挑戦」を掲げ市政運営に取り組ませていただきました。
一つ目は「脱人口減少・少子化社会への挑戦」、二つ目は「選ばれる浜松への挑戦」、三つ目は「持続可能な社会への挑戦」です。
これらの「挑戦」を柱としまして、市民の皆様が幸せに暮らし、豊かさを実感できるように、様々な政策を推進させていただきました。
さて、本市では、本格的な人口減少社会に直面する中、平成27年4月から、次世代(30年)における未来の理想の姿を描いた新たな総合計画に基づく市政運営を進めています。
浜松市は、明治44年7月1日の市制施行以来、県都ではなく大都市にも近接していない一地方都市でありながら、自立した発展を遂げてまいりました。
それは俗に「やらまいか精神」と呼ばれる積極果敢な進取の気風の下、先人たちが数々の産業や企業を興し、国内有数の産業都市として成長してきたことに象徴されております。
しかしながら、「必要は発明の母」の言葉に示されますとおり、様々な工夫を重ね、ものづくりがなされた時代を経て、あらゆるモノが安価・手軽に入手でき、「不便」が減った昨今、本市においても廃業が創業を上回るなど、積極果敢な進取の気風が衰えているように感じられます。
こうした中、揺るぎない理想の未来を実現するためにも、我々、浜松市民のDNAに刻み込まれた「やらまいか精神」を呼び覚まし、人口減少社会の克服を目指してまいりたいと考えております。
そこで本年は、人口減少社会の克服に向けて、三つの「まちづくり」を柱とした市政運営に取り組ませていただきます。
一つ目は、「若者がチャレンジできるまち」です。
人生の大きな節目となる「結婚」、「出産」。その決断を後押しするため、若者を始めとした子育て世代の生活基盤を安定させることに努めてまいります。
このため、新産業創出や企業誘致など地元産業力を強化することにより、魅力ある雇用の場を創出するだけでなく、創業や就農などに対する支援を強化し、やりたいことが見つかる、やりたいことが実現できる環境を整備していきます。
また、U・I・Jターン就職を推進するほか、女性の就業・復職支援など、働く意欲のある人の望みをかなえる社会の実現を目指してまいりたいと考えております。
二つ目は、「子育て世代を全力で応援するまち」です。
結婚・妊娠・出産・子育ての各段階において、途切れることなく必要なサービスを提供してまいります。
このため、待機児童ゼロの実現に向け、保育所の新設・増改築により大幅に定員を拡大するなど保育の充実を図るとともに、妊娠・出産・子育てにわたる様々な相談にワンストップで対応する支援体制を強化するなど、安心して子どもをもうける環境づくりを進めます。
また、結婚から子育ての各段階に関する実態調査を踏まえ、社会全体を巻き込みながら、若いうちから結婚を前向きに考える機運醸成などにも取り組ませていただきます。
さらに教育面におきましては、地域社会すべての市民が子どもの成長に関わる市民総がかり教育の取り組みを進めるとともに、子どもの才能を伸ばす特別課外講座の更なる強化を図っていきたいと考えております。
三つ目は、「持続可能で創造性にあふれるまち」です。
「仕事がある」「子育てがしやすい」だけではなく、都市の魅力を高め、「浜松に住み続けたい」「浜松で暮らしたい」など、浜松ファンを増やす取り組みに努めてまいります。
このため、災害や犯罪などを防ぐ、安全・安心なまちづくりを進め、人と人とが支え合う地域社会づくりを推進していくとともに、音楽を活かしたにぎわい創出など、市民、来訪者が共に楽しむことができる取り組みを充実していきます。
また、人口減少社会に備えたコンパクトでメリハリの効いたまちづくりや行財政改革などを進めることで、持続可能な都市を目指してまいりたいと考えております。
本年も、市民の皆さまと力を合わせて、すべての人が安心して暮らせる豊かな地域社会の実現を目指してまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

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