2016年3月26日、国土交通省多治見砂防国道事務所が整備を進めてきた「国道21号坂祝バイパス」が暫定2車線で全線開通した。 坂祝BPは坂祝町大針〜各務原市鵜沼東町までの全長7.6`区間。今回、大針インターチェンジ(IC)〜勝山ICまでの延長3.3`区間での工事が完了し、これまでに開通していた勝山インターチェンジIC〜鵜沼ICの延長4.3`区間と合わせての開通となった。 現在は国道21号や国道248号で、朝夕をピークに渋滞が発生している。この開通により、大幅な渋滞緩和が見込めるほか木曽川氾濫時など災害時の迂回(うかい)路としての効果が期待される。また国道21号から国道248号までがつながり、通学路などの安全性の向上、円滑な交通の確保ができる。
国道21号坂祝バイパスは、全長7.6kmのバイパス事業で平成21年に勝山インターから鵜沼インター間の4.3kmが開通しており、今回残りの大針インターから勝山インター間の3.3kmが開通の運びとなりました。今回開通する区間については、平成18年度に事業化され、平成22年度より用地取得、平成23年度に工事着手し事業を進めて参りました。この間、用地を提供頂いた方々をはじめ、地域の皆様、関係機関、そして当工事に携われた皆様には、多大なるご理解とご協力を頂いており深く感謝の意を表します。今回のバイパス全線開通により、現道の渋滞解消や、木曽川氾濫時のリダンダンシー効果に加え、周辺に立地する企業の物流効率化などのストック効果も期待されます。多治見砂防国道事務所では、引き続き地域に密着した道路ネットワークの確保に努めていく所存であり、今後ともご理解、ご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 事業名
一般国道21号坂祝バイパス - 起終点
(起点)賀茂郡坂祝町大針<終点>各務原市鵜沼東町 - 延長
7.6km - 道路
第3種第1級 - 設計速度
80km/時 - 事業化
平成2年度(勝山IC〜鵜沼IC)
平成18年度(大針IC〜勝山IC) - 全体事業費
508億円