現在地に移転して13年となる美濃病院。高水準な医療の提供 や地域に密着した医療を展開してきた。市民の高齢化が進み生活環境が大きく変化する中、病院への市民の期待値は高い。こうした役割を担い機能向上へ新たに、青協・西村特定建設工事共同企業体などの施工で健康管理センター・在宅医療センター・健康ホールを新設するとともに、手狭になっていた外来スペースを拡張した。市が掲げる健康年齢アップ≠フために活用される。
美濃病院外来棟及び健診棟が、6月25日に無事竣工を迎えることができました。これもひとえに関係各位のご支援、ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
このたびの病院の整備は、健康年齢の5才向上を目指すとともに、市民の皆さまが安全・安心な暮らしができるよう願って進めているもので、大きく次の機能を充実させることを目的として進めてまいりました。
1.『みの健康管理センター』の新設
健康診断、人間ドック等の健診専用施設
2.『みの在宅医療支援センター』の新設
医療介護に関連する多職種の地域機能を統合した効率的な地域包括ケアシステム構築の拠点
3.『みの健康ホール』の新設
健康年齢アップのための講座の開催など市民の学びの場
4.『救急医療体制』充実
救急エリアの整備
5.『外来スペース』の拡張
待ち合い環境の改善
地域の高齢化が進む中、医療機関の役割は疾病の治療だけではなく、健診による疾病の予防、早期発見、早期治療から治療後の在宅療養まで、一貫して考えることが重要になってきました。このたびの増築事業により、美濃病院が市の健康づくり事業の中核を担うとともに、多くの皆さまの健康保持と疾病予防及び高齢者福祉に一層貢献できるものと考えます。
皆さまの一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
青協建設(関市)・西村工建(美濃市)JVが施工した美濃市立美濃病院外来棟および健診棟増築工事が完成した―。25日、竣工式典を開き武藤鉄弘美濃市長や施工担当者ら出席者が新たな施設の完成を祝った。
神事を行ったあと武藤市長が、「市民病院が現在地に移転してから13年が経過する。この間、使い勝手や健診施設設置の要望など多くの意見をいただいた。そして、今ここに新たな健診棟が完成し、市民の健康管理や医療支援などが整った。施設が工期通り完成に至ったことを施工に関わった方々に感謝する」とあいさつした。
その後、健診棟のエントランスでテープカットした一行は内部を見学した。
増築した施設の規模は、外来棟が鉄筋コンクリート(RC)造平屋796平方b。健診棟がRC造2階建て延べ2909平方b。
主体工事は青協・西村JV、電気設備はサンテック(郡上市)・小川電気商会(美濃市)JV、機械設備は安田(岐阜市)・後藤水道(美濃市)JV、設計はデザインボックス(岐阜市)が担当した。
- 鉄筋コンクリート造 2階建 約2,910u
1階 みの健康管理センター 産婦人科
、みの内視鏡センター 救急エリア
2階 みの在宅医療支援センター みの健康ホール - 主体工事
青協建設・西村工建JV - 電気設備工事
サンテック・小川電気商会JV - 機械設備工事
安田・後藤水道JV - 設計
デザインボックス一級建築士事務所 - 監理
綜企画設計