国土交通省、愛媛県、松山市が三位一体で整備を進めている松山外環状道路のうち、インター線(延長4.8キロ)で最後まで未供用となっていた古川インターチェンジ(IC)から市坪IC間1.8キロが2016年12月10日に供用され、インター線の自動車専用道路区間4.8キロが全線供用する。今回の供用により本線は全線で供用となるが、今回開通区間の側道(一般道)整備は今後も引き続き行われる。
松山外環状道路は、松山自動車道松山ICから松山空港や松山港を結ぶ8.6キロの環状道路。自動車専用道路を高架とし、両側に一般道の側道を整備。松山ICから国道56号間の延長4.8キロを「インター線」、国道56号から松山空港間の3.8キロを「空港線」として整備。
インター線は、2004年4月に事業化、05年度から用地買収、07年度から工事着手しており、14年3月に国道33号や松山IC付近の井門ICから古川IC間(延長1.2キロ)が供用。15年3月には市坪ICから余戸南IC間(延長1.8キロ)が供用され、中間区間の古川ICから市坪IC間1.8キロが残されていた。本線となる自動車専用道路区間4.8キロは全線が供用となるが、今回開通区間の側道(一般道)整備は今後も引き続き行われる。
一方、空港線の国道56号から松山空港間3.8キロは、09年3月に事業化され整備が着々と進められており、国道56号から松山空港までの2.4キロの側道が17年10月から開催されるえひめ国体までの供用を見込み工事が進められている。