富士市八代町配水池が完成した。鈴川・今井・田島地区の配水区域は、吉原・舟久保水系吉小水源地からの直送方式であり、事故などによる断水リスクが懸念されていた。
配水池の完成で貯留水が確保できるようになり、安定供給と災害時の給水確保が可能となった。配水池は1500立方メートルのステンレス円筒型で2池を備える。
富士市上下水道部長 山田 恒裕
富士市水道事業では、「安全でおいしい水の安定供給」を基本理念に、2011年3月に策定した「富士市水道事業基本計画」に位置付けられた八代町配水池施設整備事業を、11年度より進めてまいりました。
このたび、八代町配水池が完成に至りましたので、完成にあたり一言ご挨拶申し上げます。
本市の鈴川・今井・田島地区の配水区域は、吉原・舟久保水系吉小水源地からの直送方式であり、事故等による断水リスクが大いに懸念されていました。
そのため、本基本計画に基づき、直送方式のリスク解消を目的として八代町配水池を新設整備いたしました。
これにより、常に貯留水を確保できるようになり、安定供給および災害時の給水確保が実現いたしました。
加えて、敷地北側には防災部局所管の防災ヘリポートが併設されておりますことから、地震時に孤立することが懸念される地区への空路による飲料水供給が大いに期待されるところでもあります。
今後は本配水池を有効活用し、水道水の更なる安定供給に努めてまいりたいと考えております。
最後に、本事業にご理解とご協力いただきました地域の皆さまおよび関係者の方々には深く感謝申し上げます。